プライバシー影響評価の基礎コース

このコースについて

個人情報がビジネスの重要な資産となり、国際的なフレームワークで保護する動きにある。例えばPrivacy by Design(計画的プライバシー対策 以下PbD)がある。PbDを具現化する手法の一つがプライバシー影響評価(Privacy Impact Assessment以下PIA)である。2017年にPIAに関する国際標準化規格ISO/IEC 29134(Guidelines for privacy impact assessment)が発行され、2021年5月には日本産業規格JIS X 9251が発行された。個人情報が経営資産として活用されている一方、個人の関わらない状態で、個人情報が利活用され、プライバシー侵害あるいは個人情報漏洩の危惧がある。PIAはこれらの問題を解決する有効なツールである。

本コースでは、PIAの定義、国内外の動向、PIAの実施手順概要を学習する。

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¥6,000 (税込)

説明

コース名: プライバシー影響評価の基礎コース

受講期間:91日

標準学習時間:2時間

(内 ビデオ聴講時間1時間、理解度確認クイズ回答、参考資料学習時間含む)

コース修了条件:各種クイズの正解率 70%以上

(修了証書のCPE時間は、上記標準時間となります。)

1.コース概要

個人情報がビジネスの重要な資産となり、国際的なフレームワークで保護する動きにある。例えばPrivacy by Design(計画的プライバシー対策 以下PbD)がある。PbDを具現化する手法の一つがプライバシー影響評価(Privacy Impact Assessment以下PIA)である。2017年にPIAに関する国際標準化規格ISO/IEC 29134(Guidelines for privacy impact assessment)が発行され、2021年5月には日本産業規格JIS X 9251が発行された。個人情報が経営資産として活用されている一方、個人の関わらない状態で、個人情報が利活用され、プライバシー侵害あるいは個人情報漏洩の危惧がある。PIAはこれらの問題を解決する有効なツールである。

本コースでは、PIAの定義、国内外の動向、PIAの実施手順概要を学習する。

2.コースの目的

個人情報を扱うビジネスを検討しているが、個人情報の適切な保護、個人情報の提供者への同意形成の方法に課題を抱えている組織の責任者および担当者に対し、国際的なフレームワークであるプライバシー影響評価(PIA)の要諦を理解することを目的とする。

・PIAの目的および効果を理解する

・PIAの海外動向を理解する

・PIA実施フレームワークおよび手順の概要を理解する

3.  受講対象者

・PIAの実施を検討している経営者、組織の長

・PIAの実施担当者

4.受講の前提知識

特になし

5.講師

瀬戸洋一

東京都立産業技術大学院大学 名誉教授

東京都立大学システムデザイン学部 非常勤講師

瀬戸技術士事務所 代表

(株)日立製作所 研究所、事業部で、セキュリティの研究開発、セキュリティビジネスに従事(1979〜2005)。産業技術大学院大学でセキュリティ、プライバシーの教育研究に従事(2005〜2020)。国際標準委員会国内委員会委員長、国家試験問題作成委員、法務省、経済産業省、個人情報保護委員会、自治体個人情報保護審議会などの委員を歴任。現在、プライバシーマーク審査会 会長

工学博士(慶大)、技術士(情報工学)、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士、個人情報保護士、ISMS審査員補

6.  注意事項

・本コースの内容は、令和4年2月20日時点での法令情報、調査内容に基づいている。

・コースの内容に関する質問に対しては、講師から回答しますが、具体的な案件対応についてのご質問については、別途コース外でのご相談とさせていただく。

・本コースは基礎編である。実践的な技量を身につけたい方は、実践編コースの受講を勧める。

7.カリキュラム

1. 個人情報保護の状況および課題

2. ELSIとしてのPIA

3. PIAの国際標準化および海外、国内の動向

4. 具体的な手順

5. 日本におけるPIA実施の課題と対策